不動産投資のリスク①【空室率】

スルガ銀行の問題発覚から一般投資家に対しての融資は厳しくなってきておりますが、未だ不動産投資は優れた投資として盛んに行われています。今回の記事では不動産投資の初心者の方に向けて、数ある不動産投資リスクの内の「空室率」に絞ってご紹介していきたいと思います。

空室率からみたリスク

賃貸では避けては通れない空室問題。ダイレクトに賃料収益に影響を与えるものです。様々な投資系不動産仲介業者から空室率の提示を受けることになると思いますが、一体どれだけの空室率をリスクとしてみればいいのでしょうか。

下記の表は、株式会社ラムセスにて独自に集計を行った空室指標です。この表をもとに空室率に影響を及ぼす指標について考察していきたいと思います。

東京23区東京市部神奈川県埼玉県静岡県
築1-4年3.0%3.9%5.5%4.6%15.8%
築5-8年5.5%6.4%8.0%7.1%18.3%
築9-12年8.0%8.9%10.5%9.6%20.8%
築13-24年10.5%11.4%13.0%12.1%23.3%
築25年以降15.5%16.4%18.0%17.1%28.3%
平均空室率10.5%11.4%13.0%12.1%23.3%

 

立地

物件の所在する立地は空室率に影響を与える大きな指標です。当然、エリアの選択は非常に重要なもので、東京23区と静岡県の平均空室率の差は実に12.8%もあります。あくまでエリアの平均となりますので、物件の所在する最寄り駅の人気度や駅からの距離も重要です。

築年数

物件の築年数は、概ねその物件(外観・部屋の中)の質を決定するものです。物件の質が高ければ高いほど(築年数が新しければ新しいほど)入居確率が上がり、空室リスクを減らすことになります。また、築年数を補うために行う修繕(外観や室内設備)は経費の増大となりますので、修繕リスクが増大することとなります。

まとめ

上記のことから、
「なぜ、新築物件は利回りが低いのか?」
「なぜ、地方の物件は利回りが高いのか?」
という点については、簡単に理解できると思います。安易に利回りの良い物件ということで飛びつかないように気をつけましょう。地方物件を暗に勧める業者は、主に空室リスクを過少評価することでポジティブな物件と偽る傾向があります。

優良物件を一緒に探します!

株式会社ラムセスでは、物件のご紹介はもちろんですが、まずは不動産投資について詳しくご説明の上、優良物件を店長の小川が責任をもって一緒に探させていただきます。是非一度ご来店ください。お待ちしております。